8.23.2015

Wapper


わたしがさし絵を描いた紙芝居が、ドイツで翻訳出版されました。
ドイツで紙芝居が上演されるなんて、ちょっと不思議な気持ちです。


これが、童心社から出版されている日本語版です。。
バッパーとは、ベルギーのアントワープに伝わる魔物のことです。オランダ語翻訳家の野坂悦子さんが、そのバッパー伝説をもとに、子どもたちが親しめるお話を作りました。

この紙芝居を制作するにあたって、野坂さんと私は、アントワープへバッパーの取材に行きました。2010年のことです。その時の取材についての写真つきエッセイがあるので、ぜひ、読んでください。
JPIC(出版文化産業振興財団)のHPに連載されていた「降矢ななのスロヴァキア通信」の記事のひとつです。この通信、わたしがなまけ者のため、連載が尻切れトンボになってしまいましたが、過去の連載は、今でも開いて読むことができます。

「JPIC・降矢ななのスロヴァキア通信」→ http://www.jpic.or.jp/konohon/furiya/list.html
 第16,17回の「ランゲ・バッパー・マジック」前・後編 です。


バッパー取材は、2010年のこと・・・・・・2011年の震災前のことだったのだと、感慨深いです。
あの頃のわたしは、震災後に世界がこんな風になっていくとは思わず、日々暮らしていました。あの頃に、戻れるものなら戻りたい・・・・・・・・・・・・・。