写真は、夫のペテル・ウフナールが、巨大な絵を制作している様子です。
これは、11m×3.5mの帆船の帆です。
これは、11m×3.5mの帆船の帆です。
デンマークでおこなわれているイベントに招待され、公開制作しました。制作場所は、造船工場の床の上です。
滞在期間4日のうち、3日かけて(実質2日強)制作するというハードなスケジュール。それを聞いたわたしは、なんて無茶な企画なんだと、企画側はなにを考えているのだと、呆然としてしまいましたが、ペテルとしては「乗りかかった船」と後には引けず、出かけていきました。
造船所での作業は、日の出ている日中のみです。
1日目、別イベント。
2日目、午前中に、材料購入。午後2時から製作開始。
3日目、一日中制作。
4日目、別のイベント予定をキャンセルして制作。完成後、すぐに空港へ。
同行しなかったわたしや娘は、デンマークから送られてくる写真画像を見て様子をしるしかありません。3日目午前中に上記の写真がおくられてきて、「すごい!」と思い、胸をなでおろしました。
そして、あらためて「アートって、やっぱりおもしろいな」と 思ったのでした。
もちろん制作中のペテルは、きっと、おおきな布の上でひたすら絵の具と格闘しているから、そんなこと考える余裕はないでしょう。だけど、計算ずくにはいかないところでもがく行為から、あっと言わせるような何かが生まれてくるおもしろさ。
この写真を見て、わたしは、ペテルみたいな人がわたしの近くにいてくれて良かったなと思いました。わたしも、もっとおもしろい作品がつくれるようになりたい。
ペテル・ウフナールのHPはこちらから→ http://www.uchnar.sk/en/