6.03.2016

おとなしくリハビリと制作の日々。


4月1日にアキレス腱を切ってから、2か月がすぎました。
前回の投稿に、お見舞いのメールが届き、とても励まされました。ほんとうにどうもありがとうございます。
ギブスが取れた5月は、1週間のリハビリ合宿にも参加して、今は杖なしで歩けるくらい回復しています。でも、まだできないことがあります。階段をおりること。つま先立ち。階段の上り下りって、みんな当たり前にやっている行為だけれど、上がるのと下りるのって、足の動きがまったくちがうって、今回、はっきりと自覚しました。

悪いことは重なるもので・・・・・情けないことに、ここ数年自分の体に対し無頓着にすごしてきたツケが出てきて・・・・・・この数か月は、おとなしく健康回復に集中しています。
年末に出版予定だった絵本の仕事を、一年先にのばしてもらいました(泣)。K編集者さん、ほんとうにごめんなさい・・・・・。

そんなわけで、家ではリハビリや家事の合間に、個展のための絵を制作しています。


これは制作途中の一枚。

小さな板にアクリルグワッシュや油えのぐで、キツネやオオカミの絵を描いています。
個展では、絵本の原画プラス絵本とは一味ちがった「降矢奈々のキツネ&オオカミ」をお見せしたいなと思っています。
板絵は一番小さいサイズが、タテ19㎝、ヨコ10.5㎝。これが一番多くなりますが、この2,3倍のものも制作中。できあがった絵は、こんなふうにアトリエに壁に並べてます。


正直に言うと、アクリルえのぐはちょっと苦手です。
乾きが速く、イメージがはっきりしている時や、潔く完成できる人には、とても良い画材だと思うのですが、わたしは、潔くない。まだ乾き切っていないえのぐをこねくりまわしたり、削り取ったり、重ね塗りしたり・・・・・・・そういうことがしたくなります。そういう駄々っ子のような行為に対してアクリルえのぐは、冷ややかです。(というように、わたしには感じる・・・・・)



そんな中、友人の画家、堀川理万子さんがすすめてくれた、アクアオイルカラーのDUOが活躍してくれてます。油えのぐなのに水でも溶ける。アクリルえのぐを使いながら、徐々に油えのぐへとシフト・・・。


あぁ、いいなぁ~このこねこね感。

個展のお知らせはまた改めて告知しますね。
しばらくは、おとなしく・・・・・・・すごします。