6.20.2015

Bratislavský rožok


今年も畑に、ケシの花がさきました。
畑にすきこむ堆肥を買ったときに、そこに種がまざっていたようです。数年前から、畑のあちこちにこんな立派なケシの花が咲くようになりました。
やばいことにも使えます。だから、こんな記事をアップして大丈夫なものか、義母に聞いたところ問題ないとの返事。
我家では、ケシが好きだから、生えて花が咲き種をとばすまで、手をつけずにいますが、スロバキアでは、ケシの実は、だいじなお菓子の材料です。自宅の食用に植えるのことは、犯罪行為ではありません。

ケシの種を粗く挽いて、そこに砂糖をまぜ、ロール菓子パンなどにします。


これは、Bratislavský rožok(ブラチスラヴスキー・ロジョク)という、お菓子です。ちょうど、日本の栗まんじゅうやくるみまんじゅうみたいです。大きさも日本の焼き菓子より、すこし大きいくらい。


割ってみると、中にケシの実あんが、ぎっしりつまっています。
ケシの実あんには、独特のアロマとかすかに酸味がありますが、あんこになれた日本人には、なじみやすい味だと思います。
ただ、食べるときに気をつけたいのが、食べたあと、前歯のあいだに黒いケシの実がのこっていないか、チェックすること。気がつかないで、そのまま笑うと、お笑い芸人みたいになります。


このお菓子には、くるみあんバージョンもあります。


すりつぶしたくるみに、さとうと卵白を入れて練ったあんです。くるみの風味がぎっしりです。
緑茶ともあう、そぼくなスロバキアのお菓子。
スロバキアをおとずれるチャンスがあったら、ぜひ、食べてみてください。