7.10.2015

Clinc


今朝、町の診療所にいきました。ゼンソクの常備薬が切れてしまったので、処方箋をもらうためにです。薬屋さんで保険のきく薬を買うためには、処方箋が必要です。

わたしの通う、呼吸器系の診療所は、いつも待合室に人があふれています。
日本の病院の多くは、待合室の受付に、診察券をいれる箱があって、患者はそれを入れた順番に呼ばれるのを待ちます。
スロバキアには、そのシステムはありません。患者は、病院に行くと、待合室で待っている人たちに「すみません、誰がいちばん最後ですか?」とたずねます。みんなイヤな顔をせず、「わたし」とか手をあげてくれたりしますが、慣れるまでは、声をだすことに緊張していました。
待合室には窓口や受付があることはほとんどなく、診察室へつづくドアがあるだけ。そのドアにはたいてい「ノック禁止。患者は看護婦がドアを開けるまで待っていること。」の貼紙がはってあります。
ドアが開き、看護婦さんが現れると、患者はいそいで、自分の用件を伝えたり、保険証を手渡したりします。このとき、おおざっぱに順番を守る暗黙のルールはありますが、お年寄りを優先させるというマナーもあるので、お年よりは、順番をほとんど無視します。
というわけで、待合室で順番待ちをしている間、わたしは、気が休まりません。

そんな中、この診療所に画期的な、整理番号システムができました。診察は7時半からはじまり、整理番号がくばられるのは、7時ごろ。番号カードは、10まで。番号外はよほどのことがないかぎり、診察してもらえません・・・・・・・・なので、カードをもらうために、早朝、診療所前に並ぶのです。

わたしは、今週、火、水、木、と寝坊しました。(月曜日にこのシステムを知る)
このカード、今朝、夫が早起きして5時45分に行って、一時間以上外に並んでゲットしてくれました。6時50分に来て2番をゲットしたおばさんに、「あら、もう来ている人がいるの?!」と驚かれたそうです。
ありがたいです。夫に頭があがりません。