© Nana Furiya
6.30.2015
Development or Destruction ?
今朝、ハルの散歩に行った野原に、ショックなものが・・・・。野原の一部に、巨大なゴミ箱。まわりの草や野バラが刈り取られ、この箱に放りこまれていました。宅地開発されている所からはなれていて、しばらくは野原のまま残されると思っていた場所なので、ショックが大きいです。このゴミ箱は、満杯になると、車につまれ運ばれていきます。
野原では、
野バラの実や、
野いちごの実、
野生のプルーンの実、
などが、育ち、熟しつつあります。
野原は、生きています。
これまで、人間と、自転車と、動物しか通らなかった川沿いの道も、工事現場の車が使うようになり、タイヤの跡がくっきり残るようになりました。
人間は、強いです。小さな自然なんて、かんたんにひねりつぶされてしまいます。
だから、人間は、もっと先を見て、その力を上手につかうことを 考えなければいけないと思うのです。
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Life in Slovakia
6.29.2015
Shopping Center
ブラチスラヴァの歯医者に行ったついでに、靴を買おうと、市内のショッピングセンターへ行きました。東京生まれ、東京育ちのわたしは、毎日、犬の散歩で野原を行ったり来たりしていたり、畑で野菜の世話をしていると、時々、無性に街へ出て、ウィンドウ・ショッピングをしたり、何か華やかなものを選んだりしたくなってしまうのです。
わたしが、今日行ったのは、”EUROVEA” という、ドナウ河沿いに建てられたモダンなショッピングセンターです。隣りにはシェルトンホテルがあり、スロバキア新国立劇場も目の前と、あるところ鳴り物入りで造られたおしゃれゾーンです。
ブラチスラヴァ市内には、何ヶ所か、大きなショッピングセンターがあります。わたしが知っているだけでも6ヶ所。ということは、実際はもっと多
いかもしれません。人口約42万のブラチスラヴァに対し、こんなにたくさんのショッピングセンターは、やっていけるものなのでしょうか?中の店舗は、どこ
もほとんど同じ。H&M, ZARA, C&A・・・・外国資本のファッションや化粧品のお店がずらりと並んでいます。
”EUROVEA”の内部は、こんな・・・・・・・・・・・
あんなに行きたかったショッピングセンターなのに、歩いているうちに、気後れがしてくる・・・。
とくに、お店に入って、鏡に映った自分のすがたを見ると、そそくさとその場から消えたくなる。こっちの人たちは、背は高く、手足も長く、顔も西欧人だし、やっぱり華やかなんですよね。その中に混ざったわたしは、きつね女房どころか、たぬき女房といった風情です・・。
で、腹がすいては戦はできぬ、と、ランチタイム。がんばれ、東京育ち!
フードコートで、チーズをはさんであげたチキンと焼きジャガイモ、キャベツサラダ+コーラのセットをいただきました。ジャガイモがとっても美味しかったです。
おなかがいっぱいになったたぬき女房は、何だかもうお店を見るのがめんどうになり、建物の外へでました。
目の前に、ドナウ河がゆったりと広がっています。
川岸でくつろぐ若者たち。
貨物船が河をのぼっていきます。船尾に赤、黄、青3色の旗をつけているから、ルーマニアの船なのでしょう。
広場で野外写真展がひらかれていました。
ドナウ河で人々が泳いでいる写真です。
このショッピングセンターの河をはさんだ向こう岸には、かつて、プール施設も備えた、大水浴場があったのだそうです。1934年にプール場がオープンし、第2次世界大戦中もおおぜいのブラチスラヴァ市民が、ここで水遊びを楽しんでいました。しかし、1944年、アメリカ空軍の爆撃により、プール施設は壊滅的な打撃をうけました。この写真は、たぶん第2次世界大戦前の風景と思われます。
今は、水質も悪くなっているので、ドナウ河で泳ぐ人は、ほとんどいません。
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Life in Slovakia
6.28.2015
A rare visiter
夜中に絵をかいていたら、雨音が聞こえてきたので、バルコニーにでてみると、床のうえに、これがひっくりかえって手足をバタバタさせていました。
スロバキアのカブトムシ!
スロバキアのカブトムシ!
ペテルが、はじめて生きている本物を見た、と言っていました。
わたしも、スロバキアで、クワガタムシを見たことがありますが、これははじめて。
なんてめずらしいお客さまが、やってきたのでしょう。
わたしも、スロバキアで、クワガタムシを見たことがありますが、これははじめて。
なんてめずらしいお客さまが、やってきたのでしょう。
さっそく保護して、水に溶いたハチミツをあたえてみましたが、本人、緊張しているのか、体をかたくして、ちいさな触覚で目の前につきだされたものが何か、確認しています。
ほら、ちゃんと角がついています。恐竜のトリケラトプスみたい。
日本のカブトムシよりひかえめな姿ですが、これでもりっぱなオスです。
自然保護区の切手のモチーフにもなっています。
スロバキアのクワガタといっしょに、スペシャル・切手シートです。
切手として使えるのは、2枚だけです。でも、それ以外の部分も、手を抜くことなく、こまかい絵が描かれています。保護地区に生息する虫たちが、地図のうえに並んでいるデザインです。
この切手シートの絵を描いたのは、わたしの恩師、デュシャン・カーライ先生です。カーライ先生の手がけられた切手は、どれもとても繊細で美しく、ヨーロッパでもっとも美しい切手の賞も受賞されています。
カーライ先生については、いつかブログの記事でくわしくご紹介したいと思っています。
わが家をおとずれたカブトムシ男爵ですが、はちみつ水といっしょに竹カゴに入れて、バルコニーにだしておいたところ、ご帰宅されたようで、朝には姿が消えていました。ご自分で飛んでいかれたのだろうと、願っています。
カーライ先生については、いつかブログの記事でくわしくご紹介したいと思っています。
わが家をおとずれたカブトムシ男爵ですが、はちみつ水といっしょに竹カゴに入れて、バルコニーにだしておいたところ、ご帰宅されたようで、朝には姿が消えていました。ご自分で飛んでいかれたのだろうと、願っています。
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Life in Slovakia
6.27.2015
Self-trapping
キュウリのおいしい季節です。
うちの畑では、日本のキュウリを栽培しています。ヨーロッパのちいさいキュウリもおいしいけれど、それは市場でも買えます。日本のキュウリはサラダに最適だと思います。ただし、夜と昼の温度差がはげしいスロバキアでは、日本のキュウリは温室栽培のほうが良いようです。
はやくトマトとミックスサラダにしたいのだけれど、トマトのほうはまだ熟していません。あー待ちきれない。
今朝の1本。あれ・・・?
これがほんとの、自縄自縛。
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Life in Slovakia
6.26.2015
Animal hospital
今日は、ハルをかかりつけの動物病院につれていきました。狂犬病の予防注射です。
ここの女医さんには、わが家にいた3匹のネコたちもおせわになりました。さいしょのネコが、不治の病と聞かされ、涙がとまらなくなってしまったわたしに、フルーツティーを入れてなぐさめてくれたのも、この女医さんでした。今は、患者(?)もふえて、何人かの獣医さんが、交代で治療をしています。手術の時は、それ専門の獣医さんが、通ってくるシステムです。レントゲンの機械があり、入院もできます。
スロバキアでは、人間の医療システムは、まず街の地域ごとに、かかりつけの「ホームドクター」がいて、病気になると、まずそこへ行きます。耳鼻科でも眼科でも皮膚科でも、とにかくまずは「ホームドクター」に行き、かんたんな診察を受けなければなりません。ホームドクターの処方できる薬ですむ場合は、そこで薬の処方箋を出してもらい、薬局へいきます。それだけではすまない場合は、ホームドクターが出す処方箋を持って、専門医へ行くことになります。
明らかな皮膚炎でも、まずホームドクターへ行かなければならない。しかも、そこにはさまざまな病気の人たちがたくさん来ている。待合室で待つ・・・・・・って、すごくめんどうくさいことです。
明らかな皮膚炎でも、まずホームドクターへ行かなければならない。しかも、そこにはさまざまな病気の人たちがたくさん来ている。待合室で待つ・・・・・・って、すごくめんどうくさいことです。
スロバキアの医療システムについては、書き出すと止まらなくなってしまうくらい、わたしの中に愚痴がたまっています。なので、今回はこれくらいにして・・・・・・・・・・、
だから、動物病院に行くと、お医者さんも看護師さんもとってもやさしいし、 治療はスムーズだし、病気の動物たちがうらやましいです。
でも、説明もなしに、いきなりお尻の穴に体温計をつっこまれるのは、かんべんしてもらいたい、かな。
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