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12.02.2016

こけし展

まぁ、なんと長いこと、ブログアップをほったらかしにしていたのでしょう・・・・ごめんなさい。
アップの仕方の記憶も危ういですが、久々のアップです。


「こけし WONDER DOLL 展」に出品します。
12月12日(月)~24日(土)、南青山のPinpoint Gallery で開かれます。
http://www.pinpointgallery.com/cn9/cn106/cn109/pg1613.html


こけし展への参加ははじめてです。
こけしに絵を描いたのもはじめて。
そうそうたる作家さんたちの作品といっしょに並べてもらうって、やはり相当なプレッシャー。
どんなこけしにしょうかなーと考えて、やっぱりキツネにしました。


鼻は、木片を彫刻刀でけずって、貼り付けました。
このキツネは、「手紙待つお嬢さん」です。

そして、もう一体は、そうです、「郵便屋さん」です。



帽子についているのは、ヨーロッパの国々でよく見かけるラッパの郵便局マークです。

お嬢さんは、郵便屋さんの運んでくる手紙をまっているのかしら? それとも、手紙を運んでくる郵便屋さん自身を待っているのかしら・・・・・?
クリスマスのプレゼントに、この意味深なキツネこけしはいかがでしょう。

12月1日(月)からはじまる「こけし WONDER DOLL」展、どうぞ覗いてみてくださいね。




5.01.2016

5月1日です。

今日は5月1日。メーデー。
アトリエの窓から見える空は、ぼんやり薄曇りです。

ブログ更新をずいぶん長いことお休みしてしまった。ごめんなさい。
そのあいだにいろいろなことがありました。
熊本の大震災の時は、3,11の不安な気持ちがざわざわと蘇ってきました。まだ余震が続いているそうですが、被災地の方々が一日も早く安心な生活に復帰できることをお祈りしています。

季節は、冬の終わりから花盛りの初春を迎え、今は青葉まっさかりです。
実は、4月1日のエープリールフールに、バトミントン中アキレスけんを切りました。只今ギブス生活真っ最中です。はれた足やギブスの足、松葉づえなど写真にとって、ブログにアップしようと思いましたが・・・・・・まったく美しくないので、やめておきます。
松葉づえをついて歩くのは、高校生の時以来です。あの頃は、若さいっぱいだったからかなぁ・・・。不自由だったはずの日常生活もあまり記憶になく、お風呂の大変さだけが忘れられないくらいです。
でも、年齢もそれなりに上がった今回は、少々凹んでいます。今週金曜日から10日間、リハビリ合宿に行きます。10日間・・・・・・仕事できないのが、かなりきびしい・・・・。


今日はメーデー。
「鬼ヶ島通信」の夏の号にまたマンガを投稿しました。
ラフの一部はこんな感じ。


画像はいちばん最初のラフなので、本描きではかなり修正しましたが、前回とは違う雰囲気のマンガになりました。

「鬼ヶ島通信」50+17 夏の号は、6月下旬の刊行予定です。


追伸:意見広告に灰色オオカミを描きました。
    掲載された週刊朝日5月6日13日合併号。おとなりは、なんとキヨシローさん!
   


1.19.2016

戦後71年。


ご報告おそくなりましたが、年のはじめに「鬼ヶ島通信・」が届きました。
わたしが初マンガを寄稿した、50+16号です。
今号の表紙は、みやこしあきこさんの西洋風なオニです。雄ヤギのようなりっぱな角がすてき。
表紙、扉、裏表紙の3枚でしゃれたショートストーリーになってます。
中には、佐藤さとるさんをはじめ児童文学のそうそうたる顔ぶれの作家さんたちが連載や短編を寄せていて、読み応えたっぷりです。「鬼の創作道場」という作品投稿の場もあります。

この雑誌には、毎号シンプルな「お題目」が出ます。これに縛られることなく自由なテーマで創作してもよいのですが、わたしは「お題目」にあわせて描きました。
今号は、「てん」。
「てん」と聞いて、なにを思い浮かべますか?
天空? 天丼? 展覧会?・・・・・・・・・はたまた、動物のテン?

10ページの短編マンガはこんな感じです。


お手に取ってご覧いただけたら幸いです。
「鬼ヶ島通信」のHPはこちらです。→ http://onigashima-press.com/

マンガという形でちゃんと印刷物として発表したのははじめての経験だったので、まだまだぎごちないです。でも、マンガは描いてみるといろいろ気が付くこともあり、おもしろかったので、次号にもまた寄稿させていただくことにしました。
このマンガへのご意見や感想をいただけたらうれしいです。

この雑誌の編集者Kさんが、雑誌といっしょに、やはりご自分が編集された本を一冊同封してくれました。


野上暁編の8人の児童文学者が語る現代史、です。
まだ全部を読み終えていないのですが、語られる思い出の中に、戦中、戦後の児童文学、雑誌、映画がたくさん出てきます。
この本の中で、わたしがいちばん最初に読んだのは、岩瀬成子さんの思い出でした。その理由は、岩瀬さんが戦後生まれだったからです。わたしは今、戦後70年の間に、ほんとうのところ何があったのか、・・・・・・とても知りたいのです。

岩瀬さんは敗戦から5年後、山口県でお生まれになりました。わたしより10年ほど年上なので語られるお話の内容は、わたしの体験とは違います。しかし、そこに出てくる文化や雰囲気は、小さかったころのわたしが、なんだかよくわからないけれど、自分のすぐ横に確かにあったと記憶しているものと同一でした。
「ほびっと」という名前の反戦喫茶は、わたしの母の口から何度も聞いていた「ほびっと村」と何か関係があるのでしょうか。当時のわたしには、その名前がトールキンの『ホビットの冒険』からきているなんて知る由もなく、ただその耳にきこえる「ほびっと」という言葉に、なにか特別のものを感じていました。
母親がとつぜん、アルコールランプを使うコーヒーのサイフォンを買ってきて、コーヒー牛乳やネスカフェとは一線を画して飲んでいたこと。わたしは、コーヒーは飲めなかったけれど、ぶくぶく泡立ちながら上の層へとのぼっていく水を見ながら、空気はあたためると膨らむことを学んだのです。
掲載写真にあった「ほびっと」のマッチの絵が、長新太さんであることは、おどろきでした。

わたしがまだ幼かった’60年代、隣町の立川には、立川米軍基地がありました(1977年、基地跡地は日本に全面返還。)当時は、まだ、白い着物をきて帽子をかぶった傷痍軍人さんが、デパートのわきの道にすわって物乞いをしてる姿に出会いました。子ども心にとても怖く、横目でちらちら見ながら前を通りすぎました。家には「のらくろ」のマンガ雑誌があり、何度もページをめくりましたが、初期のころののらくろが二等兵で失敗ばかりしていたものは読めても、階級があがり偉くなってからの部分は、我が家にはありませんでした。包み紙にアトムやウランちゃんのついた明治チョコレートの広告が裏表紙の「鉄腕アトム」の雑誌もありました。
そんなわたしの世代には、政治とかデモとか「反対」とかにアレルギーを感じ、無関心な人が多いです。こわいくらいに。

もう一冊、おすすめの本を紹介します。


サラエボでの戦時下に子ども時代をすごした人たちが、当時の一番強く残っている思い出を、SNSの短文に書き表したものが、集められています。
この本の中には、戦争のリアルが詰まっています。SNSに凝縮された「戦争の実態」は見かけは小粒ですが、とても重く、いちどにたくさん飲み込むことはできません。

最近は、「戦争」「平和」という言葉が、ねじまげられ、ゆがんだ姿で目の前に突き出されている気がして、わたしは呆然とします。




© Nana Furiya





11.12.2015

「子ども脱被ばく裁判」応援カレンダー


© Nana Furiya


「子ども脱被ばく裁判」応援カレンダー2016制作に参加しました。12人の絵本作家さんがひと月分ずつの絵を描いています。上の絵がわたしの描いた「希望の種」です。1月の絵です。

「子ども脱被ばく裁判」については、ここにわたしがごちゃごちゃ書くとわかりにくくなるので、どうぞ、裁判を支える会のブログをご覧ください。
「子ども脱被ばく裁判のブログ」→ http://datsuhibaku.blogspot.sk/p/blog-page.html

カレンダーは1冊 1000円です。売上金の一部は裁判支援へのカンパになりますので、多くの方がカレンダー購入をとおしてこの裁判を応援してくださったらうれしいです。
詳しいことは、上記のブログのホームをクリックしてください。販売方法などの案内が出てきます。
お知り合いの方へも声かけて、支援の輪をひろげてください。

また12月3日~26日に大阪の「空色画房」にて、カレンダー原画展もひらかれます。会期中、チャリティーの小品販売もあります。わたしも2点出しました。こちらのほうもどうぞよろしくお願いいたします。
空色画房HP → http://www.eonet.ne.jp/~mousebbb/sorairo.html

カレンダー制作参加への打診は、「手から手へ展」参加作家の市居みかさんからもらいました。みかさんは、たくさんの絵本を作る絵本作家であり、子育てまっさい中のお母さんでもあります。そしてさらに、3,11の原発事故以降は、子どもが育っていく未来の環境への危機感から、脱原発、福島県の被災者支援など積極的に発信おられます。もちろん、このカレンダーの一枚を担当しています。
わたしは、震災後、すぐに「手から手へ展」を立ち上げ、友人たちと展覧会巡回を行ったものの、展覧会終了後は、これから先わたし自身にいったい何ができるのか、悶々とした気持ちを抱えながら、でも何もできない日々をおくっています。絵本を作る人間として、絵本として何か表現したいと思い、作りはじめながら、どうしても何かひっかかるものがでてきて、途中で放り出してしまいました。
そんな中、みかさんが声をかけてくれて、ありがたかったです。


この裁判を支える会が出しているブックレットです。
原告側の井戸謙一弁護士が書かれている文章は、とてもわかりやすいので、多くの方にこちらも読んでいただけるとうれしいです。(購入の案内は上記のブログにあります。)
福島第一原発がおこした事故は、危機的な事故だということを、わたしたちは忘れてはいけないと思います。放出された(今も放出されている)放射能は目に見えませんが、生きものの細胞を破壊する毒物です。
自分が住んでいる地域がその毒物に汚染された人々は、被害者です。加害者ではありません。
自分が大切にしてきたもの、生活の糧を汚染されてしまった、被害者です。
なのに、原発事故後から、その被害者が、その苦しみを口にだせない状況が、粛々と作られ、さらには、口に出すことの方が「風評被害をあおる」と罪悪感を持たされてしまう空気が日本中をおおってしまいました。変だとおもいませんか? なんで被害者がちいさく身をちぢめて暮らさなくてはいけないのでしょうか? 実際、福島では甲状腺がんの子どもが平時の発生パーセントより増え、中には手術を受けたお子さんもいます。だけど、その子の親がどこかで、事故にたいして怒りの発言をしているのを聞いたことはありますか? みんな押し黙って暮らしていらっしゃる。どうして? 被害をうったえても、自分の気持ちを外に出しても、良いことは何もないからではないですか?

ブックレットの後半には、原告のお母さん3名の声がよせられています。
事故がおこってからの状況。葛藤。お子さんが鼻血を出す話もでてきます(これもバッシングの対象になりました)。身近の人たちから理解されない苦しみも書いてあります。
避難先で心無い言葉を言われたはなしも出てきます。
どうして?! どうして逃げてきた傷ついている弱っている人たちに、さらに追い討ちをかけるようなことができるのか、わたしにはどうしても理解できません。 つい最近もありました。シリア難民に対し、難民の女の子の写真をトレースしたマンガに「他人の金で生きていたい。そうだ難民しよう!」と書き、ネットにアップした事件が。
どうしてしまったのだろう、日本人は。それとも、日本人は昔からそういう人種だったってことですか? 
福島の原発事故の加害者、責任者は、今ものうのうと生きています。有名な政治家もいます。
そちらへはバッシングの矛先が向かず、弱いものへ向く社会。そんな社会をわたしたちは求めているのでしょうか。

このブックレットの表紙に書いてあります。

怖がっていい 
泣いていい 
怒っていい 
いつか、 さいごに笑えるように


どうぞ、「子ども脱被ばく裁判」への支援をよろしくお願いいたします。



11.05.2015

お久しぶりです。


久しぶりの更新。
ご無沙汰してました。2ヶ月以上、音沙汰なくてごめんなさい。
今日まで、自分でも開けるのがこわかったこのブログ。久しぶりの作業に、手がふるふるしています。作業手順おぼえているか、不安。


夏の猛暑から一転。
11月のわが町には、霜がおりました。朝の気温は2℃です。


いつのも散歩道も白くかがやいています。
野原の草や枯葉、花に霜がくっついてジュエリーのようです。


ブログ更新をさぼっていたこの数ヶ月、いろいろなことがありました。
9月19日未明に、参議院本会議で戦争法が可決しました。その前の特別委員会での「にんげんかまくら」騒ぎはもちろんのこと、ここに至るまで国会審議でおこなわれた首相、大臣たちの答弁も、わたしにはまったく納得できるものではありませんでした。しかし、最後は数の力で粛々と可決されました。わたしは、スロバキアからネット中継をじっと見つめるしかありませんでした。
でも、わたしは、不感症になりたくないのです。今のようなかたちで、世界中に軍事力依存・軍産複合体がひろがり、軍事からもっとも遠い普通の市民、とくに子どもたちの命が、ひきちぎられ、踏みつぶされていくことに。どこかで誰かの命がゴミのようにあつかわれ、その一方で、その命をゴミのようにあつかう誰かが大もうけしている世の中って、変だと思いませんか?
だから、わたしは、あきらめずに声をあげ続けます。

© Nana Furiya



雑誌「鬼ヶ島通信」に、短編マンガを描きました。

© Nana Furiya

中・高校時代は、マンガ家になりたかったわたし(高校時代はバレーボール部と漫研所属)。だけど、あの仕事量を知り、自分にはぜったい無理とあきらめたへたれ。やっとひそやかにマンガデビューします。掲載は、12月はじめに刊行の「鬼ヶ島通信50+16・冬号」です。どうぞお手にとってごらんください。
「鬼ヶ島通信」のHPはこちら→ http://onigashima-press.com/


今月はじめに、「おれたち、ともだち!」シリーズ(内田麟太郎・作/偕成社)12冊目にあたる『いつだって ともだち』の原画を日本へ送りました。来年春の刊行予定です。
原画は送ってしまったので、画像はラフの一部。





もうひとつお知らせ。
テミルプロジェクトの絵を描きました。
テミルプロジェクトのHP→ http://www.temil-project.jp/

            FB→ https://www.facebook.com/temil.project/
できあがってきたお菓子の缶です。


12月に関西方面でテミルのイベントがおこなわれるみたいです。
どうぞみなさま、チェックしてくださいね。


そして10月は、「子ども脱被ばく裁判」応援カレンダーの絵を描きました。12人の絵本作家が1枚ずつ絵を提供しているチャリティーカレンダーです。
これについては、次回ブログにアップします。
ご無沙汰にならないように気をつけます~。

8.29.2015

"FROM HOPE 2"exhibition has ended

© Nana Furiya

札幌のkita:karaギャラリーで開かれていた、「FROM HOPE 2」展が、盛況のうちに8月28日無事終了いたしました。
ギャラリーに足をお運びくださったみなさま、どうもありがとうございました。 
わたしの出品した「祈り」のきつねも、嫁ぎ先が決まったようでうれしいです。

そして、これはオフレコ情報ですが、オープニングの日に出席されたあべ弘士さんが「この展覧会、10年つづけよう!」とおっしゃったそうです。
つづいていけたら、いいな!
応援どうぞよろしくお願いいたします。


 


7.20.2015

FROM HOPE


今週の金曜日、7月28日から、札幌のKita:Karaギャラリーで、チャリティー企画「FROM HOPE展」がはじまります。去年の夏、札幌で「手から手へ展」がひらかれた時に、関連企画のひとつとして行われたのがはじまりです。今年は、第2回目の「FROM HOPE展」です。
北海道ゆかりの作家さんを中心に19人の絵本作家が絵とメッセージを展示、販売。そして、収益は「ふくしまキッズ委員会」へ寄付します。

わたしは前回、河童をテーマに絵を展示しました。今年は、きつねにしました。

© Nana Furiya   「祈り」

札幌近辺の方、ご覧いただけたら嬉しいです。

★Kita:KaraギャラリーHPはこちら→http://www.kitakara.org/content.php?id=9866